読書記録:『砂糖をやめればうつにならない』
シュガーフリー関連の書籍を漁ってたら、Kindle Unlimitedにありました。
▲これ面白かったな〜。1日で読んじゃった。
推奨されてる食べ物のチョイスは、リバウンドしないダイエット出来た人なら自然に身についてる内容かなと。
知識を深めるいい機会になりした。
ポイントは、
「クイックカーボを避ける」。
クイックカーボとは?
栄養素が剥ぎ取られた甘い食べ物や飲み物。
例:チョコレート、キャンディ、クッキー、アイスクリーム、ケーキ、コーラなど。精製小麦粉、白米。当然砂糖やブドウ糖果糖液糖も含まれる。
血糖値を急激に上げるという特徴がある。
そもそも砂糖とは何か?
砂糖とは、サトウキビやサトウダイコンからファイバー、ビタミン、ミネラルを取り除いたショ糖(スクロース)のことです。ショ糖はブドウ糖と果糖からできている白い粉で、ビタミンもミネラルもファイバーも含んでいません。
このような過程で出来る砂糖というもよを、薬学博士の著者は「砂糖は、食べ物というより、化学物質そのものなのです」と言ってます。
あなたの不調の原因、砂糖のせいかもしれません
砂糖がもたらす健康被害
砂糖は万病の元
うつ、イライラ、不安、凶暴性といった脳への悪影響があり、肥満、肌荒れ、皮膚の老化。がんや糖尿病のリスクを上げる。
味がおいしい。ただその事の為に、これだけのリスクを支払わなければならないのか…。
そう思うと、完全排除、或いはそこまでは難しくとも、なるべく遠ざけようと強く思えるようになります。
美味しいって幸せだけれど、砂糖やクイックカーボによってもたらされるものは、ハイリスク過ぎる。
砂糖の依存性はコカインを超える!?
砂糖は、ドラッグ以上の依存性があると著者は警告します。
砂糖の摂取をやめると、離脱症状があらわれると。
マウスを使った実験でも、その証明がされているようです。
また他の実験では、砂糖水を取り上げられたマウスがイライラして噛みついてくるというものも…。
食べてる時は幸せ感じられて気持ちがいい。
そして食べたいだけ食べる。
暫くするとまたイライラして食べたくなるってループ。
覚えがあるなあ。
かつての私とストレスと砂糖
私はこの一年間、ダイエットを通してホールフードを実践してきた下地があったので、シュガーフリー生活を開始しても離脱症状はそこまで感じませんでした。
今では菓子や砂糖、ジャンクフードへの欲求は殆ど無くなっています。
しかし、過去を振り返ると、毎日のように砂糖の入ったジュースやチョコレート、コンビニスイーツをドカ食いしてました。
そして十代からは痩せ願望が出てきて、それらをドカ食いしては全て吐く…となっていったわけですね。
ストレスフルな人生から逃れるための、手っ取り早い快楽として脳が覚えてしまってたんだなあと思います。
幼少期からつい1年前まで毎日イライラしてたし、常に
「何か旨いものを食わせろ!さもないと暴れるぞ!!」
みたいな思考でした…👹
今思えば、食べてる時以外は離脱症状が出てたような感じだったかも。
砂糖をやめる利点
食べ物がおいしく感じられるようなる
シュガーフリーによって心身へのダメージリスクが減るのも勿論素晴らしい事ですが、
砂糖をやめると本来の味覚が戻り、おいしくないと拒否していたものが美味しく感じるようになる。
これが本当に嬉しいんですよ。
そして、経験上心から同意。
実は私、添加物と砂糖と外食ばかりだったストレスフルの頃は野菜が大嫌いでした。
蒸し野菜やサラダ、キノコを見ると「こんな旨くもないもの、何で口にしなきゃいけないの?」って当たり前のように思ってて😅
今は蒸し野菜サラダに、塩と酢だけかけてるんですが、素材のおいしさに毎度感動しています。 都市圏のスーパーで安価に手に入る野菜を不味い!と馬鹿にしていた。
それはつまり、私の舌が砂糖漬けだったんだな~。
無塩ナッツだって、本当に風味豊かで美味しい。砂糖やシーズニングまみれにしなくたって良かったんだね。
これで充分美味しい。
毎朝食べるクルミとアーモンドに感動してるもの(笑)
砂糖依存から抜け出る具体策
1.食生活を改める
色鮮やかな野菜、低糖質な果物、低糖質な主食を食べる。低脂肪な肉、豆からたんぱく質をとる。良質な油をとる。
- 水分補給は真水で
代謝促進、栄養素運搬の効率化
- 砂糖との関係を直視する
砂糖が自分にどんな影響を及ぼしているのか調べる。例えば、自分が過去にどんな甘いものをどんな時に何故食べたのかを思い出したり、記録する。
情熱を注ぐ新しいものを見つける
砂糖を断つ
クイックカーボだけでなく、加工食品や冷凍食品もとらない。
清涼飲料水を断つ
調味料をできるだけ使わない
ドレッシングには、炎症を引き起こさないオリーヴ油と、血糖値を安定させる酢を掛ける。
- ジャンクフードを減らす
砂糖と油と塩まみれ。やめるべし。 やむをえず食べるなら、食物繊維をプラスして血糖値をコントロール。
- アルコールを断つ
砂糖と同じ。血糖値スパイクが起こる。
- コーヒーを断つ
カフェインがグリコーゲンを分解して血糖を上げ、効果が切れると血糖が急降下する。
- タバコを断つ
血糖を上げる。
アルコール、タバコ、コーヒーにそんな効果があったとは知らなかったです。
血糖値云々の観点からも、依存性の観点からも、やめるに越したことは無いのですなあ。
やめてよかったなー。
- サラダに酢を掛ける
これは単に美味しいのと疲労回復効果を狙ってやってました、なんと血糖値安定効果があるとか!
サラダに20mlの酢を掛けることで、血糖値スパイク上昇率が30%抑えられると。
その理由は、酢の成分である酢酸がデンプンをブドウ糖に分解する酵素の働きを抑えるかららしい。
これを知って益々酢生活継続の意欲に燃えます🔥(笑)
というか、美味しいのでどうせ続くんですけどね!
人間、ハイリターンが無きゃ食生活改善なんて出来ません。 変えちゃえばもう楽なもんだけど、一歩踏み出すのは本当に大変だもの。
最後に:砂糖とは適度な距離感を
シュガーフリーは素晴らしいです。
実際にそれを体感して、心底そう思ってます。
ただ、これからの人生で死ぬまで完璧に砂糖を断つのは、現実的ではないなと思ってます。
何故なら
砂糖を含む食品が圧倒的に多い(緊急時に自作料理を持ってなければ詰む)
外食は基本的に砂糖入れてる
これまでより頻度は減るでしょうが、またきっと外食をする未来がくる。
それを考えると、シュガーフリーへの拘りを頑強にしてしまえば、オルトレキシアにもなりかねない。
オルトレキシアとは、不健康な食事をしたくないがあまりの先入観により起こる、摂食障害や精神障害の事。
数ヶ月前までの自分はこの状態で、凄く苦しかったのです。
シュガーフリーの徹底より社会的に孤立し、メンタルヘルスへ悪影響を及ぼすことが、幸福度を下げる事になるかもしれません。
私は私の心身の健康と幸福度を重視しています。
だからこそ、「極力」シュガーフリー。
このスタンスでいきたいなあって思います。
ドラッグ並みの依存性のあるものと、適度に付き合えるのかは分かりませんが…。
成すことすべては自分の人生の幸福度を上げるため。その一点に集約していきたい。
危険性と性質を分かった上で、砂糖との距離感をこれからも探っていきたいなと思ってます🤝
食べ物が私たちの心と体を作っている。
大切なことだけど、当たり前だから忘れがちな事。
それついて考えを深める一冊になるかと思います。