読書記録:『日本と世界の塩の図鑑』が面白い!
自炊は面倒だけれど、美味しい物は食べたい…そういう我儘を叶えるための1番楽で確実な方法。
それが調味料です。
私が現在使う調味料は、塩と酢と醤油。
ごくたまにオリーヴ油やスパイス。
最近グッと塩に興味が増したので、専門書を読みました。
▲こんなのがKindle Unlimitedにあった!
ソルトコーディネーターの方の本なのですが、とにかく情報量の多さが凄い。 塩の事、当たり前の存在過ぎて全然知らなかったんだな…って思わされるような、広大な世界が広がってます。デザインや写真も美しいです。
塩は4種類ある
海塩
岩塩
湖塩
地下塩水塩
これ、ご存じでした?
私、下2つは初耳です…。
ちなみに、
湖塩→塩分濃度の濃い湖で採取される塩。
地下塩水塩→岩塩が伏流水で溶かされるなどして出来た、地中を流れる塩水の川や地底湖の海水から作られる塩。
だそうです。
塩の個性
「塩の味は原料×製法で決まる」
原料
海流(暖流、寒流)、取水ポイント、取水タイミング(満月、新月の日)
製法
粒の大きさ、結晶の形、水分量、成分のバランス
これらの掛け合わせ。 まさに、無限通りの可能性!
ひと口に塩、といってもどうりで色んなものがあるわけですね。 ちなみに、河口付近で材料を採取する場合、背後にある山が鉄鉱山だと鉄の味になるらしい。面白いなあ。 塩にもテロワールが有る。
暖流ではプランクトンが少なく塩があっさり目な味になるから、野菜🍅に合う。 それに対して、寒流のものは濃くなるので牛肉🐂に、中間地点は魚🐟に…という傾向があるらしく、かなり興味深いです。
塩の成分と味わい
塩の香り
青い草、海(潮)、太陽、土、鉄
味わいはともかく、香りってあんまり考えた事なかった!太陽?!☀️分かるような、分からないような…
世界と日本の膨大な商品とその特性が大半を占める本ですが、具体的な使用法、塩に関するコラム、製造方法…などなど、中々の情報量で読み応えアリ。 具体的に食材別の塩のマリアージュも書いてあって、大変参考になる!
この本はかなりオススメ◎
塩を見る目が変わります。
我が家の塩たち。瓶に入ってる白いのはマルドン。
「青い海」は、塩テイスティングの際に用いられる「基準の塩」とのことで、買い足しました。 マイルドで使いやすい塩ですね。
塩をうまく使って、適塩(本著で推奨されてる考え方)ライフを楽しみたい◎
考えてみれば、ミネラルって塩で補給出来るんですよね。塩ってミネラルそのものだし。 ミネラルのサプリメント、徐々に手放していけると良いな。
塩は今後も勉強を深めたいー!🔥